こんにちは!アジア不動産です。
皆さんは「ハザードマップ」をご存知ですか?
「ハザードマップ」とは簡単に言うと、自然災害が発生した際に安全でスムーズな避難行動を取り、被害を最小限に食い止めることを目的とした地図のことです。
地震、風、洪水、土砂災害など、災害ごとに地域の危険度が地図上に示されています。
また、普段から準備しておく物品、自宅内で被災した場合の注意事項、地域の避難場所なども合わせて記載されています。
ハザードマップは、自治体のホームページや広報紙などに掲載されていますので、土地購入前には立地環境だけでなく、ハザードマップ上で土地の特性も確認しておく必要があります。
今回は埼玉県富士見市の土地探しをテーマに、ハザードマップの必要性を検証してみましょう。
ハザードマップで土地の危険性を調べる① マップから見る災害の特徴
1. 富士見市は台風の影響を受けやすい
あまりイメージにないかもしれませんが、富士見市は風水害を中心とした災害に見舞われることがあります。
特に平成21年の台風18号では、突風のあおりを受けて屋根が飛ばされたり、飛散物が線路内を覆ってしまい東武東上線が一時運行停止となりました。
ですから、特に台風や洪水に対する備えは必要です。
2.富士見市の洪水や浸水被害
市内には荒川、新河岸川、柳瀬川など複数の川が流れていますので、河川流域が洪水発生地域となっています。
中でも実際に発生した洪水の地域や程度は、市のハザードマップで閲覧可能です。
床下・床上浸水となると、荒川と新河岸川に囲まれた地域はほとんどが被害にあった実績を持っており、柳瀬川流域もその例外ではありません。
国道254号線バイパス近くの道路では、浸水に伴い車の水没が発生したことがあります。
また、特筆すべきはその洪水の規模です。
多くの洪水発生地域では2階の床上まで被害が及んだ形跡がありますから、土地を購入する際には値段だけでなく、ハザードマップを利用して安全で住み良い環境にある土地を探しましょう。
まとめ
富士見市は東京都心部から近い立地にあり比較的安価に土地を購入できる地区もありますが、河川流域を中心に災害の歴史がある地域でもあります。
まず市が公開しているハザードマップ情報をぜひチェックしてください。