皆さんこんにちは!
アジア不動産です(^^)
2階建ての注文住宅を建てる際、部屋の間取りを考えるときに階段をどこに設置するか悩む方は少なくありません。
なぜなら階段の位置によって間取りも制限されますし、生活スタイルも大きく変わってしまう可能性があるからです。
今回は、住宅に設置する階段と間取りの関係や種類・寸法について紹介していきます。
一般住宅の階段の種類
一般的な住宅の階段は、「直線」「折れ」「折り返し」のいずれかのタイプが採用されています。
直線階段は、省スペースかつ壁に沿って作られる階段です。
しかし、最短距離で上下の階をつないでいるので傾斜がきつく、途中で転ぶと1番下まで落ちてしまう恐れがあります。
小さいお子さんや高齢者がいる家庭で設置する場合は、転落防止策が必要です。
折れ階段はL字になっている階段で、基本的に折れている部分が踊り場になっているので、万が一落ちてしまったときもそこで止まれます。
折り返し階段はU字になっている階段で、折れ階段と同じく途中に折り返しがあるので、安全性が高いといえます。
しかし折れ階段も折り返し階段も踊り場を設ける分、直線階段より広い設置面積が必要なので、部屋が狭くなってしまうデメリットがある点に注意しましょう。
一般住宅の階段の規定寸法とは?
住宅に階段を設置する際は、建築基準法によって以下の寸法が決められています。
・階段幅:75cm以上
・踏面(足を乗せる面):奥行15cm以上
・蹴り上げ(1段あたりの高さ):23cm以下
上記の寸法は、あくまで一般的な安全性を基準にしただけですので、小さな子どもがいる家庭や階段の上り下りに不安のある方は、基準内で上り下りしやすいように工夫するといいでしょう。
また、踏面にはすべり止めを付けたり、夜中でも上り下りしやすいように足元用の照明を階段わきに設置したりすると、転落事故の危険性を減らせるのでおすすめですよ。
注文住宅は階段で間取りが制限される
冒頭で述べた通り、階段をどこに設置するかによってライフスタイルは大きく変わってきます。
例えば階段を玄関そばに設置した場合と一番奥に設置した場合では、家の中の移動距離に違いが出ます。
また、階段は1階と2階をつなぐものなので、間取りにも影響を与えます。
理想的な配置は、家の中心に階段があることです。
家の中心に階段があると、1階と2階を行き来する生活動線が短くなり、ムダなスペースが減って暮らしやすい住宅となります。
家の中心以外に階段を配置するなら、玄関から2階への移動距離を短くできるように、玄関近くに設置する方法が良いでしょう。
家の中の移動距離をできるだけ短くすることや、1階と2階の床面積を有効活用するためには、生活動線が複雑にならないような間取りを考えて配置する必要があるのです。
まとめ
家を建てるときに、間取りや設備ばかり意識して階段のことを深く考えずに配置してしまうと、暮らしにくい家になってしまいかねません。
後悔を防ぐためにも、注文住宅を建てる際は、階段のことも意識して設計を決めましょう。