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土地購入して戸建て住宅を建築するにしても、建売や中古住宅を購入するにしても、基礎部分がしっかりしているかどうかは気になるところですよね。
住宅の土台となる基礎構造は、家全体の丈夫さを決める重要な部分なので、事前にしっかりと把握して家選びに役立てることが大切です。
そこで今回は戸建て住宅のベタ基礎と布基礎の違いやメリットについてフォーカスします。
戸建て住宅のベタ基礎と布基礎の違いをチェック!
そもそも基礎とは住宅の外壁の下の部分を指し、戸建て住宅を建てる前に地面の上に造成され家を支えるものです。
この地面の上に基礎を造成する際の工法がベタ基礎と布基礎の2種類に分かれています。
大きな違いは、家を支える箇所の違いです。
ベタ基礎が床一面で支えるのに対して、布基礎は立ち上がり部分で支える工法であるといえます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
〈ベタ基礎〉
ベタ基礎とは、簡単にいうと“面”で支える構造のことです。
基礎の立ち上がりと、床一面がすべて鉄筋コンクリートになっています。
面で支えるため、荷重が全体に分散されるのが特徴です。
現在の日本での一般的な工法となっていますよ。
工事費用は地盤調査を含めて30坪前後の戸建てで150~200万円程になります。
〈布基礎〉
布基礎とは、簡単にいうと“線”で支える構造のことです。
Tの字を逆にした長い連続した鉄筋コンクリートを並べて造られるため、連続基礎と呼ばれることも。
昔ながらの工法で、床面の強度は弱いものの局所的な耐荷性が強いのが特徴です。
根入れの深さがベタ基礎より深いため、局所的にみるとベタ基礎よりも耐荷性に優れていますよ。
工事費用は30坪前後の戸建てで120万円程度になります。
戸建て住宅のベタ基礎と布基礎のメリットとは?
次に、それぞれのメリットについてご紹介します。
〈ベタ基礎〉
・不同沈下しにくい
面で支えるため、家が傾きづらくなっています。
経年劣化による柱や床のひび割れや傾きなどに強い構造だといえるでしょう。
・害虫や腐食に強い
床面がコンクリートで覆われているため、害虫が入ったり、湿気が上がってきたりするのを防ぎます。
・耐震性がある
面で支えているため、多少地盤が弱い土地にも建てやすく、地震が起きたときの衝撃も逃しやすいのもメリットです。
〈布基礎〉
・コスパがよい
床面の鉄筋コンクリートのボリュームが少なく材料費が抑えられるため、安価で施工することができます。
・地盤に負荷がかかりづらい
床面に鉄筋コンクリートを使用しておらず、基礎自体の重さが軽くなるため、地盤に負荷がかかりづらいというメリットもあります。
・寒冷地で有利
寒冷地では一般の土地に比べて地面が奥深くまで凍ってしまい、凍って膨張した地面によって戸建て住宅の基礎が押し上げられ、損傷してしまう危険性もあります。
そのため、寒冷地で建物を造るときは凍る地面より深いところまで掘り下げて基礎を造るよう法律で決められているのです。
前の見出しでご紹介したように布基礎は根入れの深さが深いため、寒冷地で有利に働くでしょう。
まとめ
今回は戸建て住宅のベタ基礎と布基礎の違いやメリットについて詳しくご紹介しましたが、いかがでしたか?
違いはありますが、どちらも日本で広く用いられている基礎工法であり、それぞれにメリットがあるためどちらが優れているということはありません。
適材適所で用いられているかどうかが大切なので、事前にきちんと土地調査などを行い、その土地にぴったりの素敵な家づくりができるとよいですね。
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